十勝の自然を楽しむための宿 ロッジラッキーフィールド

Lodge Lucky Field     

十勝の自然を楽しむための宿 ロッジラッキーフィールド

080-0562 北海道音更町東音更幹線45

電話/FAX:0155-43-2778

 info@lodgeluckyfield.com

 
 
夜が明けたばかりの森は、夜の空気に包まれ静寂を保っていた。コツコツコツ、、、。早起きの鳥たちが木々を走り回る音、森に集中すれば、たくさんの鳥たちが小さな群れを動く姿に気づく事ができた。キンと張りつめた空気。糠平湖の氷点下の世界だった。釣り場に行きたい気持ちは、そんな森の神秘に足止めを食らった。


 車をとめ、大きなソリにテント、ドリル、釣り具を積んで釣り場を目指す。糠平湖に流れ込む五の沢の流れ込み周辺が今回の目指す釣り場だ。トドマツやダケカンバが生える亜寒帯特有の針広混交林を歩く。ウサギやキツネの足跡が無数に残り、餌を探してうごめく気配が伝わってくる。そんな森の中に踏み固められた細い道が湖まで伸びている。体が温まってくる頃、氷の湖が一面に広がる。色とりどりのテントが並び、早く釣りをしたいスイッチが入り、足取りが早くなる。釣り人たちの様子をうかがいながら、沖へと進む。


 1月3日凍ったばかりで雪が積もっていない湖の氷は、黒く光りたくさんの小さな泡が閉じ込められていた。スケートリンクのようによく滑り、アイスドリルを回してで穴をあけると、自分の体が回った。氷の厚さは20センチ。シーズン始めは楽に穴あけが終わる。釣りの仕掛けを穴に入れ、アタリを待つが全く気配が伝わってこない。重りが底に着けば、待ってましたかのようにアタリが来るのがワカサギ釣りなのに、30分ほどねばってみてもピクリともしない。場所を変えて穴をあけた。水深13メートル。仕掛けを下ろすと面白いようにワカサギが釣れ始めた。深場に移動したのが正解だった。今年初の魚の手応えにニヤリ。氷の上に横たわる姿、銀ピカの体に光があたり、紫、緑、ピンクに輝いていた。大雪の自然が育む宝石だ。氷の上で何度か跳ねたところで、カチンコチンに凍ってしまった。


糠平湖のもうひとつの楽しみは、釣ったワカサギでサクラマスが釣れること。さっそく釣れたワカサギを餌にサクラマスを狙ってみた。サクラマスはヤマメが湖に下ったもので、本来は海に下るところ、湖を海として生活している。ワカサギを食べているで、同じ釣り場でワカサギを餌にしてサクラマスが釣れるのである。釣り方はとても簡単、単純で、ワカサギ釣りの竿とリールをそのまま使い、糸の先に重りをつけ、その先にマス針を1
本つける。針はワカサギは頭にさす。弱らないように素早くやり、底から2メートル上を泳がせる。あとは置竿にして、ワカサギを釣りながらゆっくりとアタリを待つ。

釣ったワカサギでさらなる大物を狙うのである。元気なワカサギは竿先をピクピクと振るわせ、水中で泳ぎ回っている様子が伝わってくる。そんなワカサギにサクラマスが近づいてくると、振動が異常に大きくなり水中で逃げ惑う様子が、竿先の動きから感じ取る事ができる。サクラマスはひと飲みでワカサギに食いつくことはせず、時間をかけて丸呑みにする。「ヒラメ40、コチ20」というように、泳がせ釣りの場合は早合わせは禁物。竿先にアタリがきても、食い込むのをじっくりと待たなければならない。ここで焦って合わせ、なんど失敗したことか。小刻みに動いている竿ややがて、ガツガツっと一気に水中へ引っ張り込まれたときしっかりと大きく竿をたてる。ワカサギ釣りの竿でサクラマスを釣るので竿は大きく曲がる。無理せずゆっくりとリールを巻く。氷から現れた魚は金属なようなメタリックの輝きとヤマメの面影をのこしたパーマークが光の角度で浮かび上がってみえる。サクラマスならではの美しさだ。


氷点下の世界でも氷の世界では活発に活動している野生。釣り師は釣り竿と糸で魚との微妙なコミュニケーションを楽しみ、自然にもてあそばれるのである。糠平湖は音更川の上流の山岳地帯にあるダム湖なので、サクラマス意外にアメマスや、ニジマス、ブラウントラウトが釣れる。湖の水は発電のために随時放水しているので、水位が下がるために氷がきしみ、不思議な音が氷に響く。初めて聞くと不気味に思うかもしれない。減水のために陸に残される氷が切り株に残り「キノコ氷」という不思議な自然のアートをカメラにおさめる写真かも多い。遠くには北海道遺産のタウシュベツ橋が見える。山々に囲まれ、人工と自然が微妙に調和したこのロケーションは何度来ても晴天に恵まれ、美しい魚たちに出会う事ができる。大切にしたい北海道の釣りである。


雪を踏み固めて作られた森の中の細い道、足を止めて森の音に集中するカツカツ、コツコツコツ、、、。音のほおに気を集中すると山奥の針葉樹の森でしか見る事ができないオオアカゲラがダケカンバの木を走り回っていた。木をつついては次の木へ、穏やかに見える森を忙しなく動いていた。その姿は餌を探しているというよりは木々の健康状態をチェックしているようだった。私たち釣り人も釣り竿という聴診器で末永く自然と付き合いたいと思った。




釣りデータ

ワカサギは水深13メートルの深場が1日中ポツポツと釣れ続けた。今後は、さらに沖の20メートル付近がポイントになる。■ワカサギの棚はベタ底。下の針2本があれば十分だった。■アタリがあるのに釣れない場合は、サシ(エサ)をハサミで半分に切り小さくすると食い込みがだんぜん良くなる。■置き竿でなく、たまに小きざみに竿を動かし、エサを動かしてやる事■できるだけ小さなアタリをとって、あわせると掛かりがよくなる。■サクラマス狙いは、できるだけ生きのよいワカサギの頭に針をさし、弱らせないように注意する。■底から2、3メートル上を泳がせる。■アタリがあっても早合わせは禁物。■ワカサギを追い回しているので、ワカサギが釣れるときはサクラマスが釣れない。逆にワカサギが釣れなくなると、近くにサクラマスがいるということ。■サクラマスが回遊しているので、ワカサギが安定して釣れない。■釣り場は駐車場の問題、安全の問題でも五の沢もしくは三の沢の流れ込み周辺がおすすめ■遊漁料は、大人600円。■今回は9時から2時までの間で、三人でワカサギ130尾、サクラマス3尾だった。



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服装は、ダウンジャケット、厚手のフリース、ニット帽、冬用のブーツなどの装備が必要です。

テント内での釣りなので、ある程度寒さはしのげますが、それでもマイナスの世界です。


ワカサギ釣りとセットで楽しめるのは、フライフィッシングでの大アメマス釣り

もしくは、北海道のワイルドライフを観察する、オオワシ、タンチョウなどのバードウォッチング

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厳冬の糠平湖 ワカサギ&サクラマス

2009年3月号 北海道の釣り掲載記事

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