Lodge Lucky Field     

十勝の自然を楽しむための宿 ロッジラッキーフィールド

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生物進化

地球が生まれたのが46億年前。生物が誕生したのがつい6億年前。生物は3億4千万年間(古生代)を海の中で暮らし、6,500万年間(中生代)を陸へと上がり爬虫類として地球を占領し繁栄した。そしてほ乳類が主役になる新生代へと時間を経てきた。


アンモナイト

アンモナイトは4億年前の古生代デボン紀から6,500万年前の中生代白亜紀末まで生息していた。頭に足がついていてイカやタコの仲間。現在生きている近縁種がオウム貝でフィリピン以南の赤道を中心とした暖かい環境で生活している。かつてのアンモナイトも暖かい海で生活していたと考えられている。














北海道のアンモナイト

 北海道のアンモナイトは中軸部を南北に分布する地層(エゾ層群)と釧路から根室にかけての地層(根室層群)に分布している。アンモナイトは水深200m前後の大陸棚に生息する種類と、それより深い場所(遠洋地域)に生息する種類がある。北海道では遠洋地域のアンモナイトが多く、それに混じって大陸棚のアンモナイトが産する。アンモナイト化石の分布は当時の大陸棚を知る大切な情報なのである。北海道は名寄から北と芦別から南野地域に大陸棚が作られ、中央の旭川の西には大陸棚が欠如し、深い海であったことが知られている。旭川の西の地域のみ深い海溝で作られたヒスイ輝石を含む変成岩が分布している。中生代の海にはイノセラムスが生活し、アンモナイトよりも深い海域で生活していたようで、アンモナイトと共に産出する場合は遠洋性のアンモナイトと考えられている。


アンモナイト目のフィロセラ亜目、リトレラス亜目、アンモナイト亜目、アンキロセラス亜目の4亜目すべてと11超科が産出し、とりわけ後期白亜紀ではすべての超科が産出する。科、属、種とも豊富で化石の保存状態もよく。世界に知られている。アンキロセラス亜目は白亜紀初期に生じた独自のもので多くの形態がある。


形態

アンモナイトのからの形態は、巻きかたcoilingによって分類される。多くは平面螺旋に巻き、オウムガイ類のようなのっぺりした型、ほっそりした船底の竜骨に似たスマート型、殻の表面に多くの突起や刺のある型などさまざまな状態がある。すべれ回遊生活に適した形に進化した。これらの化石は体積しやすい地層から集中して産出し、多くが海底で生息していたと考えられる。


白亜紀 Cretaceous Period 〜中生代最後の地質時代〜

中生代は2億2500万年前の三畳紀から、ジュラ紀、白亜紀と6,500万年前まで続いた「cretaceous:白亜」はラテン語の石灰calxに起源をもつゲルマン語crataが形容詞化したもので「灰白色の軟土」を意味する(英語;chalk、ドイツ語;Kreide、フランス語;craie)。イングランドからベルギー、パリ盆地にかけての地層に多く見られる、炭酸石灰質の微生物の遺骸でできたチョークchalkにちなむが、チョーク層の有無に関係なく地質時代の名称として用いられる。


白亜紀前期、パンゲア大陸は北のローラシアと南のゴンドワナに分裂し、その後さらにゴンドワナ大陸が南アメリカやアフリカ、インドオーストラリアなどに再分裂する。海洋底の拡大や世界的規模の海浸などで大陸境界が明瞭になり、いくつかの古生物地理区が確立していった。白亜紀中期には陸生植物界で双子葉被子植物が裸子植物より優勢になる、という大きな変化が起きた。白亜紀末期には地殻変動や火成活動などが活発になって大規模な海退と気候変動が生じ、恐竜などの大型ほ乳類をはじめ、アンモナイトやベルムナイトなどの頭足類、厚歯二枚貝、イノセラムスなど多くの生物群が切滅した。この、”白亜紀末の大絶滅”の原因には、隕石衝突や巨大火山噴火などの多くの説があるが、中生代が終わって新生代に移っていく。


白亜紀の体積地層、白亜系は年代の古い順に下部白亜系と上部白亜系に分かれ、下部白亜系は、ベリアシアン(Berriasiain)、バランギニアン(Valanginian)、オーテリビアン(Hauterivian)、バレミアン(Barremian)、アプチアン(Aputian)、

アルビアン(Albian)、の6階。上部白亜系はセノマニアン(Cenomanian)、チューロニアン(Yuronian)、コニアシアン(Coniacian)、サントニアン(Santonian)、カンパニアン(Campanian)、マストリヒチアン(Maastrichtian)の6階。合わせて12階に区分される。日本の上部白亜系は良好で豊富な化石群を含むため、太平洋地域の標準になるほど化石による層序研究が進展しており、特に北海道中軸部の海成白亜系であるえぞ層群から産出する化石は状態の良いものが多いことで知られる。

 

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北海道のアンモナイトが採れる場所は宗谷岬、東浦、紙猿払、下頓別、豊富、遠別、敏音知、松音知、音威子府、恩根内、中川、羽幌、古丹別、小平達布、上芦別、三笠桂沢、大夕張、穂別、金山、占冠、平取、浦河、浜中、霧多布がある。その多くが国有林内で産出する。従って山に入るには営林署の入林許可願いが必要になる。国有林も道有林も法律で植物土石の無断搬出を禁じています。なので、化石の持ち出しも原則禁止されています。無許可入山、無断持ち出しの場合没収されることもあります。従って、研究目的を明記する必要があります。また、注意すべきは、ヒグマ、スズメバチ、ダニ、ツタウルシ、ヤブ蚊、ブヨ、ヌカカ、イラクサなど、気軽に考えると痛い目を見たり、大事故にもつながりかねません。前持った知識と技術に合わせて目的地を決める必要があります。


持ち物

持ち物は、帽子、偏光メガネもしくは目を守るために透明のメガネ、タオル、軍手、新聞紙(化石を包む)、ハンマー(角があるもの)、タガネ(路頭のノジュールを取り出すのに使う)、クマスプレー、リュウック、5万分の1地図。川の中を歩くので胴長が必ず必要になります。












アンモナイトの見つけ方

化石の出る河原を歩けば化石は難しくなく見つけられますが、はじめての方はまずは知っている人とと一緒に行くのが一番です。逆に知っている人と行かないとかなりの時間がかかることを覚悟してください。化石が入っている石(ノジュール)がどんな石で、化石が入っているノジュールがどこに落ちているか、知らないとあらゆる石をたたき割ることになり、それに時間が採られることになってしまいます。もちろんその苦労や失敗を経て徐々にベテランになり、その過程が一番面白く、感動があり、大切なのですが...。とにかく、よく歩き観察することが一番です。


アンモナイト探しは昔から「小沢見逃すな」という言葉があり、地図に出ていない小さな支流を丹念に薮をこいで奥の奥まで上り詰めると、思わぬニヤリがあることがあります。私に化石探しを教えてくれた達人は「その人の力量にあったプレゼントが必ずある」といい、どんなに人が多く入る沢でも、前に先行者がいても、自分のペースで探せば、ちゃんと自然は用意していてくれると教えてくれました。また、アンモナイトだけに夢中になっても見つかりません。周辺に生えている木は、さえずっている野鳥は、水辺を彩る花は、虫は...。自然界はすべてつながっているのです。それを無視してアンモナイトだけに夢中になっても自然は微笑んでくれないものです。大らかな気持ちで自然全体を感じれば、いつの間にかに自然んは受け入れてくれ、目の前に思わぬ宝物を置いてくれることでしょう。目を三角にしている自分に気づいたら、河原に座ってお茶でも飲めば以外と足下にあったりするものです。豊かな自然の中で恐竜時代に思いをはせて悠々と楽しみましょう。

 

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