Lodge Lucky Field     

十勝の自然を楽しむための宿 ロッジラッキーフィールド

080-0562 北海道音更町東音更幹線45

電話/FAX:0155-43-2778

 info@lodgeluckyfield.com

 

若いエゾシカの死骸があった。冬を乗り越えることができなかったのだろう。もちろんこのシカが死んでくれたことで、オジロワシやオオワシ、カラス、キタキツネといった肉食動物たちは、春を迎えることができたかもしれない。ここでは当たり前の自然の営みがあり、新しい命へとう受け継がれてゆく。森の栄養、川の栄養、すべては狂い無く動いてるのである。

 然別湖に生息するミヤベイワナ。日本最大のフクロウのシマフクロウ。そして最大のキツツキのクマゲラ。すべて日本天然記念物に指定された貴重な動物たちがここには息づいている。その他にもエゾモモンガやヒグマ、エゾシカ、エゾタヌキ、エゾクロテン、エゾライチョウなど、足を止め森の音に集中すると、その気配を感じることができる。獣道に残る足跡や木に残された傷跡、突然表れることだってある。

 適当な場所に座ってのんびりお茶を飲んでぼーっとしているときくらいが、一番いろんな動物が見れるもので、「見たいみたい」と思う殺気というが邪気が強いといくらがんばっても森は受け入れてくれない。ちょっと休んでお茶でも、、、というくらいが一番ちょうど良いのかも。足をとめ、気配を殺す。これを何度も繰り返すと必ず見えてくる。

然別湖の春 4月〜6月

ようやく春の風が吹き抜ける然別の森。河原にはヤナギやハンノキの森が広がり、少し森に入るとトドマツやアカエゾマツの針葉樹がこんもりと広がる。森の中はまだ雪が残っている。陽あたりのよい場所には土が表れ、花の蜜を求めて、長い冬を乗り越えたクジャクチョウやコヒオドシが、飛び回っていた。光を集め動き始めた然別湖の春。河原に根ぞべる流木に座り、のんびりとおにぎりを食べた。大きなオジロワシがゆっくりと湖の上を輪を描いて飛んでいた。時間が止まっているようなひとときだった。


然別湖の面白さは、十勝平野と大雪山の接点にある場所なので、平野部の自然と山岳地帯の自然を近い場所で観察することができる。然別湖のふもとはすでに雪はとけ、湿地ではミズバショウが咲き、エゾアカガエルやエゾサンショウオが産卵のために水辺に集まり、にぎやかな大合唱をのんびりと見ているのもたのしい。山の斜面に顔を出したギョウジャニンニクを今晩の夕食に、、、と摘んでいるとイラクサの刺にさされて「イタッ」っと春の洗礼を受ける。川沿いの沢では、ミソサザイが高らかにその歌声を自慢して鳴き、ウグイス、キバシリ、ルリビタキなどの夏鳥の声も響いていた。

エゾサンショウオの卵

カエルの卵のすぐ横に産みつけられていた

ナニワズの花

背丈は30cmと小さいけど立派な樹木なのだ

ミズバショウ

名も無い群生地があちこちに広がる

春めいていた平野部から車で10分ほど走れば、然別湖の入り口に到着する。平野部の穏やかな自然からアカエゾマツ、トドマツ、ダケカンバが生える寒冷地帯の厳しい自然が広がる。まだまだ積雪は50cm。歩くというよりはスキーを履いて滑りたい気分だ。雪の下にはクマザサが眠っている。自由に歩けるのもこの雪があるうち。

然別湖データ

5月上旬はまだ雪が残り、スノーシューや歩くスキーがあるとより奥まで歩くことができる。だけど沢沿いは氷も無く長靴で歩くこともできる。ワカサギが産卵するのもこの時期で、大きなニジマスの産卵が川で見れることもある。然別湖キャンプ場周辺がアクセスが楽。然別湖からの道が開通するのはGW前、また山田温泉の情報も合わせて鹿追町の観光協会に問い合わせると良い。ヒグマがいる森なので単独で歩く場合は細心の装備と心構えが必要、またダニも多いので服装と散策後のチェックを忘れないこと!

ロッジからは車で約40分。お弁当もって朝からハイキングそして温泉に入って帰ってくるというのがお決まりのコースでgood ! 夏は夜遊びが楽しい場所。

雪を突き破るミズバショウ

下界は初夏の世界なのに、ここはまだ4月下旬の花が咲いていた。(6月4日)

森を彩るオオカメノキの花

高さ2m程度の低木、真っ白の花がよく目立つ。

ムラサキヤシオ

エゾヤマザクラ、エゾムラサキツツジが終わるとムラサキヤシオの美しいピンクが目だつ。

エゾサンショウオの卵

カエルの卵のすぐ横に産みつけられていた

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