渋谷さんは縁あって、今回5日間ビッチリ横で釣りを魅せてもらいました。確かに、日本中のヤマメを追い求める渋谷さんのどん欲さと、それをどう釣るかで確立された、ロッドと釣りの精度。得るものばかり。そして何よりも、兵庫の川のすごさ。渋谷さんが誰よりもいつよりも本気モードにさせる川はすごかった。水生昆虫の一番いい時間を狙って、ライズする一瞬のチャンス、ヤマメ、アマゴのサイズはすべて30㎝以上が、並んでライズする状況。なのに、なのにです。
そのライズが獲れない。絶対に釣れる安定したライズと、魚のスイッチなのですが、渋谷さんが本気で、すべてを駆使しても掛けれない。そしてヤマメの素早さ。
私が本気でライズと向き合っても、1日目すっぽ抜け3回。
2日目すっぽ抜け3回。3日目すっぽ抜け4回。針を掛けてからのステージに入れる事無く終りました。ヤマメ用のフライというのはニジマスの応用ではダメ。渋谷さんの川連ロッドに合わせて振る場合、空気抵抗のあるエアロドライやウイングやハックルの形状ではダメ。この2つが根本的な精度のズレでした。
渋谷さんは、3日間で2匹掛けて、1匹は手元でバラシ、36センチ。1匹だけキャッチできて、34センチ。
この川の難しさは日本でも5本の指に入る難易度と面白さです。川の形状、虫の知識、ライズと魚の観察、そして技術。
すべての精度が求められる。それを一瞬のタイミングでとらなければ結果がでない川。渋谷さんと並んでライズに苦悩する時間、ほんとにいい経験になりました。
兵庫や神戸の地元の方々の地道な努力にもとても感謝、機会を作ってくれた広島のY田さんにも感謝、広島の佐々木釣り具さんにもとてもお世話になりました。
詳しくは、また後日。写真は1日目のプライベートレッスンでのヤマメ。立っていられないほどの暴風の中でのオオマダラのスーパーハッチ。渋谷さんとのメモリアルフィッシュでした。楽しかったなぁ〜