釣りをしてて思うことは、
1つめは、条件(条件は、川の水温、虫の生態、天気、川の形状など)
2つめは、フライ(この川、このポイント、この季節、魚が食べている餌)
3つめは、釣り人の力量(キャスティング、コントロール、フッキング、ファイト)
この3つがとても重要で、3つ目が最悪でも、1と2が勝ってしまうことがあったり。3つ目が超エキスパートでも1つめが全然だめということもよくあります。そして、私にはどうにもならないのが3つめ。
今日は、この3つが完璧に揃った昼でした。桜が散り木々の枝が若葉で隠れる頃、タンポポが綿毛をつける頃、ウワミズザクラが満開になる頃、ツバメが盛んに水面を飛ぶ頃。
さらにそれに、天気下り坂の薄曇り、気圧の右下がり。この条件が、この時期の虫の活動、羽化、特にカゲロウの活動を誘発するようです。水温が15度から18度に到達する頃、必ず1つ目の条件が揃います。そして、2つ目は、百戦錬磨のパターンと見切られている状況でのローテーション。
今日は、午後1時半でしたが、ライズする魚を何匹が釣り、そのデップリとした体格に1、5倍の強さを見せ。気軽にライズと遊んでると、大きな口でフライに出てきた魚にびっくしし、対岸のバンクに突進する魚をなすすべなく、あっさりとティペットを切られてしまい。久しぶりにドキドキしました。こんなことが起こるのが、5月のメイフライの力なのです。
そして、何匹かの小ぶりと遊んでいるときに、ぐんぜん対岸のバンクでライズした魚を発見。しっかりと、ティペットをチェックし、フライを本命フライにチェンジ。準備万端、立ち位置もしっかり近づいてからのキャストですが、流せる距離はLD Lでさえ1m。ドラグがかかるから、うまく食ってくれるか、すれすれの流しにくさで、こちらも大事にミスの許さない一投でした。
完璧なラインに乗ったフライを大きな尖った口で見事に食った魚は、かけてからも勝負でした。久々にカメラ撮る余裕よりも、本気でファイトに集中し、バンクの流木を深く立ち込んで交わし、なかなか流れからはがれないパワーに、足が震えました。だからこの、5月の立ち上がり時期の不安定だけど、出くわした時のカゲロウへの日中のライズがたまらないのです。
今日は、3つ。
そして、写真のSくんも3歳のバースデーでした。
これでゆっくり気持ちを入れて、イトウのガイドの集中できる、かな?
本気で、ドライフライの釣りをやる気があるなら、1年間我慢できるなら、このロッドを持つことを強くお勧めします!!!
ロッジの庭の池の掃除、畑の準備、睡蓮の植え替えも。Sくんの誕生日も、濃厚な1日でした。