近所の小学6年生の彼は両親は全く釣りをしないのに、稀に見る釣り好き。数年前に放流に一緒に連れて行ったり、魚を餌釣りで釣ったり。目を輝かせる姿に歳とった自分を感じた。釣り好きの彼だけどなかなか釣りに行く機会がないので、久しぶりのオフだったけど先日、彼を誘って釣りに行った。結局ガイドだった。彼にぴったりくっついて見てあげた。彼にあげたキラクのロッドとリールにフライを結び、久しぶりに投げると、なかなか良くて、あげたことにちょっと後悔した。カゲロウがたくさん流れ、それをマスがあちこちでライズしているのをみては、気持ちばかり前に出る彼のフライは全く前には飛ばず。後ろの草や木ばかりを釣り上げるので、シビレを切らして私が投げて、彼にロッドを手渡すという共同作業にした。流れているフライにビシバシと飛びつく魚に興奮している彼だったけど、自分で投げれなのが不満らしい。「投げてもいい?」と聞いてきたので、「もちろん」と言ったけど、結局後ろの木や草に引っかかったフライを取ってあげることでまた忙しくなった。それでも、夢中で振り回して、糸がグチャグチャになる姿はなかなかいい光景だった。想像以上に寒かったようで、始終震えていたけど、風が止む夕暮れまで、鼻水を垂らしながら夢中で竿を振って、ライズがなくなるまで釣り通した。小学校のクラスにはもう1人釣りキチがいるようでクラスで「魚くん」と呼ばれているらしい。まだまだやることがありそうだ。小6。なかなか。いいぞ。