11月になると、いよいよイトウ釣りの季節。カラマツの紅葉がおわれば、雪の季節。イトウ釣りは白と黒の世界がよく似合います。空が許してくれれば快適な(といってもガイドが凍る)釣りですが、空が許してくれないと極寒体験になる。朱鞠内湖は特に雪が多く、冬の訪れも早く11月のイトウ釣りは、雪の中の釣りになることがほとんどです。その雪の凄さを楽しむことができるなら朱鞠内湖の11月の釣りは最高です。この二日間は、朱鞠内湖が「釣ってもいいよ」と言ってくれたかのような、天気が緩んだタイミングでした。おかげで、雪景色なか、風が止んで、ほわっとした空気の中で、イトウ3匹のほか、サクラマス、アメマスが釣れ、頭の上を飛んでいくクマゲラや新しい冬毛に覆われたキタキツネ、雪だるまになったわたしたちをヤマゲラに笑われ、釣り人がさった誰もいない湖で雪の音を聞きながら来るべき季節、終わる季節を噛みしめる凛とした釣りを味わいました。この世界の釣りは誰でも楽しめる釣りとは思いません。ですが、この楽しさを知っている人にとってはたまらなくいい時間になるものなのです。
釣りはシングルハンドの8番、もしくは11フィート程度の短めのスイッチロッドの6、7番でオーバーヘッドの釣り。シューティングヘッドはタイプ4程度で、今回は表層ちかくですべて釣れました。ワカサギの群れが浮いてくれると、もじり、ボイルがありました。ブラインドとリトリーブで探っていく釣りですが、自然を眺め、キャステングを繰り返すことができれば釣れます。いつも釣りをサポートしてくれる、レイクハウスのスタッフや漁協のスタッフの方々にもとても感謝します。ありがとうございました。
Lake Shumari winter Time fishing guide . very snow , very cold but very beautiful nature and fish here .