山に太陽が陰ってから、そろそろ日没かなと思うのと同時に巣穴から出てきてくれたエゾモモンガ。数日観察することでわかったことが、何匹かの1匹はこの場所がお気に入りで、ケヤマハンノキの雄花の房をくわえて、下まで滑空しておりてきて、蔓にのってゆっくりと時間をかけて食べてくれます。暗い中で探すのは難しいですが、行動をみていると性格や習慣が見えてきます。ソヨとも風が吹かないキーンとした青い世界、音がない世界でパキ、ポトっとエゾモモンガの動く音が聞こえてきます。雪あかりの青い世界とモコモコの冬毛がこの世界の面白さです。いい夜でした。