と言っても、山でヒグマと出会ったのではなく。先輩ハンターが駆除したヒグマの毛があると連絡をもらい洗浄作業で格闘しました。人間の都合だけで駆除された山の神さま。せめて使えるだけ使ってやりたい思い。2日がかりで洗浄しました。
ヒグマの毛の洗浄作業はエゾシカの10倍大変で、皮についた油と肉を切り離す、そぎ取るという作業が重労働。そして、威力を発揮したのが、これでした。
黒曜石です。庭に転がっている黒曜石を金槌で割って、鋭利に割れた破片の切れ味が最高でした。ナイフほど切れすぎず。油がついても劣らない切れ味。作業しながら、縄文人と同じ感覚を覚えました。浮力、強度、しなやかさ。虫感いろいろとヒグマの毛はよく釣れるフライなります。秋にはいい状態に仕上げたいと思います。