11月でした。最後のライズでした。
ドライフライのガイドが全て終わり、イトウ釣りのシーズンが始まり。少し空の様子をみて、時間ができたプライベート。楽しませてくれた山と川と魚に挨拶をするべく、ロッドを持って出かけたのは、葉っぱも落ちたすっからからの11月中。
山からの風が吹き降り、花も色も全くない、すっからからの静まり返った谷。この寂しさに1人浸ってしみじみするのです。
小さな流れは、氷。ぷくぷくと氷の下で流れる水は生き物のようです。
山からの吹き下す冷たい風で、こんなかでもライズするのか?とあちこちウロウロしていると、ポッツっとやる。見つけてしまったライズは、獲るしかないので、ロッドをつなぐ。
数投でパクッと食わせたものの、すっぽ抜け。お決まりですが、シーンとした川でニヤリ。
その後も、いくつか、いいライズと勝負できました。ライズしている魚は全て釣って、結局夕暮れまで1人で、雨にうたれ、水に浸かって、心身ともに磨かれて、季節とのお別れができました。全てに感謝です。
「ドライフライのベストシーズンは、11月です」と言えるくらい、面白い釣りなので、ぜひ来年挑戦してみてください。あまりにも天気が悪い場合は、イトウ狙いか、ブラウン狙いで沈める釣りを保険に、11月のライズはドライフライ中毒者にオススメします。また、3月第1週からドライフライの釣りが楽しめますので、興味がある方は、3月からよろしくお願いいたします。ガイドと宿のセットでGoTo割引も使えるのでこの機会に!