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3月下旬の季節

鳥の餌代にやってくるエゾリスが、数日前から彼女を連れてくるようになりました。庭のフクジュソウも咲きました、少しづつ小さなは春が大きくなってきました。

音更川にもハクチョウやカモが集まって賑やかな朝です。エゾモモンガの朝の活動の帰りに寄り道しては、動き始めた春は生命力、新しい活力をいただくようです。

音更川の白鳥たちが、朝の出勤時間。羽ばたく音や風を感じる大迫力な白鳥の姿ももう少しで見納め。雪が静かに消えるように、冬鳥たちもいつの間にかに姿を消してしまいます。

北へ向かう前の羽休めの白鳥の水辺ですが、一羽の傷ついたハクチョウがいました。飛べずにポツンと一羽で残された昨年生まれたハクチョウの幼鳥でした。飛べないといのは致命的で、保護してあげたらとも思いましたが、これもまた野生の姿なので見届けようと5日間ほど観察していました。

 

 

前日は、茂みのなかで隠れるようにしていたハクチョウでしたが、次の日の朝には、ハクチョウたちの群れが一羽もいません。岸辺には白い羽が大量に散乱していて、数羽のカラスが集まっていました。ハクチョウを襲ったのはカラスではなく、カラスが見つけて騒いだところをオジロワシが気づき、餌食になったということだと思います。2年前にも十勝川で死んだハクチョウを3時間後にはオジロワシが群がっていました。オジロワシも北へと戻る体力とここで繁殖するための貴重な食料。これもまた自然の姿なのでしょう。

毎年恒例で、釣りの大先輩のS坂さんがお誘いしてくれ、一緒に釣りに行きました。下流部の自然もまた生命力に満ちているようでした。マガン、オオヒシクイにハクガンの群れが畑で羽を休め、釣りをしていてもオジロワシやオオワシ、タンチョウが飛んでいく姿を眺めていました。

相変わらずS坂さんのキャスティングはブレない、美しいループは素晴らしい。長い釣りの経験から、自分の釣りスタイルを完成させ、全ての道具を自作で作り、自分で完結させる。そこにこだわって釣る姿はいくつになってもかっこいいです。そしてとにかく楽しそう、1匹のアメマスに子供のようにはしゃぐ姿も、本当にこの人は釣りが好きで、釣りに情熱をかけているんだと美しい姿でした。本当に自分らしく素敵です。

スペイキャストもまだまだ精進しないとと、とてもいい刺激になりました。

 

3月下旬の季節、とてもゆっくりと冬に戻ったり、春になったりと不安定な季節ですが、身近な自然に気づき、楽しみたいと思います。