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海サクラ

ようやくブログの更新をする気力までたどり着きました。まだかなぁ〜と思っておられる方、おまたせ。今回は、ちょっと前の4月のチャレンジした海サクラです。

 

昨年から挑戦が始まった海(海岸や磯場)でサクラマスをフライフィッシングで釣るというチャレンジですが、今年の4月もいい機会に恵まれたので、チャレンジしてきました。

 

今年も島牧村の友人に私にサクラマスを釣らせようというプレッシャーをいただきまして、逆の立場になってしまいながらも昨年のリベンジを果たしたいと、6日間のチャレンジでした。

 

今年は、昨年のブログの記事を読んだお客さんがチャレンジしたいと果敢な(無謀な?)要望があったことで、「私は本気で竿を振りますが、その横でよければ、、、」という条件でゲスト2人も一緒にチャレンジすることになりました。

2022年4月9日 島牧村の海岸は朝からサクラマスやサクラマス狙いの釣り人が並びます。いつも不思議に思うのですが、釣り人って等間隔に並ぶこと。混み合えば混み合っただけ等間隔になり、少ないと少ないなりに等間隔になること。ある意味自然なソーシャルディスタンスのようです。

人がずらっと並び、誰も釣れないとやる気が出ませんが、なんとなく投げていたら、足下の波打ち際で、最後のチョンチョンでアメマスがフライを食って来ました。川のアメマスにはない、白点の大きなアメマスで、ガッチリした体高と引きの強さはやっぱり海アメです。

砂浜で狙ったり、磯場を狙ったり、気分を変える意味でも移動して、波や風の様子を見ながら、海へ向かってダブルハンドで遠投の釣りです。インタミからタイプ2程度のシンクレートの8番のダブルハンド。投げては引っ張り、また投げては、、、。サクラマスやアメマスの回遊待ちで、フライと魚が出会うタイミングを疲れないようにただただ竿を振り続ける、忍耐?ある意味あまり面白くない釣りです。

 

コツといえば、釣れる場所で、疲れないようにタダタダやる。だけな気がします。

 

 

今回の宿泊場所は、島牧村の海アメ、海サクラマスのメッカ、千走川の河口にある島牧ユースホステル。目の前の海で、サクラマスや海アメが狙える素晴らしい立地条件にある場所です。4月は宿はお休みということなのですが、ここのユースの友達が毎回私を誘ってくれるので、特別に宿に泊めてくれ、その友達が作ってくれる料理がまた美味しいのです。

 

自家製のお米、自家製の醤油や味噌、納豆。器も手作り、こだわるというより、あたりまえに美味しいものを季節をしっかりと味合うこと、食べ物からその土地の豊かさをしっかりと感じることができる素敵な宿なのです。(4月の海サクラシーズンをクローズにしているのがもったいないです)

 

そんな、衣食住までサポートがあれば、サクラマスを釣らなければいけないのです。

早朝はサクラマスが岸によって、一番釣れる時間なので、毎朝暗いうちから早起きなので、辛いです。ですが、朝の空気は格別で、岸近くや自分のフライの近くでジャンプするサクラマスを見たり、隣のルアーマンがサクラマスを釣り上げたり、地合いはやっぱり早朝です。それでも、竿を降っていると、海アメやホッケがたまに遊んでくれるのが、日本海の豊かさを感じます。

 

 

昨年からチャレンジが続いている、69歳でフライフィッシングを初めたジェントルマンさん。果敢に海サクラマスにチャレンジにお付き合いいただきました。早朝は、ダブルハンドで大遠投、なかなか遠投ができない。打ち寄せる波もなかなかフライが飛びません。それでも、頑張って投げ続け。お昼は、休憩として、ホッケ釣りで癒されました。

 

日本海の4月の海は、ホッケがたくさん釣れる日があります。磯場でホッケ釣りのおじさんたちはコマセを撒いてホッケを釣っています。昨年もそんな光景に遭遇したので、今回は69歳のジェントルマンさんのお昼の息抜き遊びで、特別にコマセブロックをご持参願いました。(笑)

 

磯場の足元にコマセを撒くと、しばらくすると真っ黒になるくらいホッケが集まってきます。今回は、シングルハンドの5番ロッド、フローティングライン、そしてインジケーターをつけて、ホッケの群の中に餌を漂わせるという釣りで、ホッケは入れ食いになりました。

 

これが、楽しくて、30センチ前後の美味しいホッケがいいお土産になります。

 

 

コマセに群がるホッケを見ていると、大きな魚がたまにコマセに集まってきます。よく見ると、60センチほどのアメマスが3、4匹。コマセに寄ってくるとホッケたちがアメマスに蹴散らされてしまい、ホッケが釣れなくなってしまいました。そこで、このアメマスをなんとかしなければホッケが釣れません。そこで、

 

このアメマスを釣る。

 

偏光をメガネをすれば、アメマスの動きが読めるので、ストリーマーがついたダブルハンドを持ち出して、アメマスの動きに合わせて、フライを沈め、アメマスが近づいた瞬間にフライを素早くチョンチョンと動かすと、勢いよくアメマスがフライに食いつきました。海アメのサイトフィッシングです。

 

コマセで寄せて、サイトで海アメを釣るというのも、いかがなものか?と思うのですが、私のホッケを蹴散らす海アメマスなので、ちょっとおしおき。もちろん、釣ったらリリースです。

 

釣ったはいいけど、こんなに釣ってどうしようという嬉しい悩み。二人で40匹釣ったらやめようと決めて、3時間ほどで、45匹も釣ってやめました。それでも近所さんに配ったら私の元に残ったホッケはたったの2匹。もう少し釣ってもよかったかな?

 

ホッケもたくさん釣って、最終日は、マル秘の場所に、地元の仲間たちが案内してくれました。サクラマスを釣らせたい・という気持ちは、いつの間にかに70歳のジェントルマンになんとか、、、、というみんなの気持ちになってしまい、マル秘の場所になんとかジェントルマンをお連れして、4人で並んで竿を振ったら、なんと海サクラを釣ったのが70歳のジェントルマン!

 

40センチほどの海サクラとしては、小ぶりでしたが、みんなで喜んだ、驚いた記念の1匹になりました。こうやって、人が釣った魚をみんなで喜べるのがとても幸せです。

ユースのヨッシーやお魚くん、ショウタさん。地元のメンバーにいろいろとお世話になりました。島牧村がこの豊かな海と自然、釣りのフィールドとして、すばらしい地域になることを願うばかりです。ジェントルマンの釣り人がたくさんこの地を訪れるといいですね。釣り人を受け入れる、宿泊施設やガイドサービス。島牧村から生まれてくるといいですね。

 

 

そして、私のフライで海サクラを釣るという、夢はまた、次回、、、

夢は、マグロのような4キロクラスのサクラマスをフライでキャッチすることです。