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Nice fight Nice Fish

2022年5月のイトウ釣りのガイド。

 

今年は雪が少ない冬だったので、シーズンインも早く、雪解け水がおさまるのも早く、イトウ釣りのシーズンがどうなるか心配しました。GW明けから、イトウ釣りのガイドをスタートし、湖の様子をみながら、ボートからのキャスティングや、岸に上陸をして、風や雲をみながら、ワカサギやウグイの群を探しながらの毎日でした。

 

 

前半戦は、ワカサギの岸よりを探しながらの釣り。昨年はキャスティングが3mしか飛ばなかった70歳のジェントルマン様は、今年は5mも飛ぶようになりました。近距離ですが、岸際を手返しよく探って行って、今年は立派なイトウに出会うことができました。

 

辛抱強く、諦めず、自分のできる範囲で、コツコツと、チャンスが有る限りやり続けること。70歳になっても新しいことに挑戦し、気力、体力を維持し続けること、釣りをサポートさせていただくことで、たくさんのことを背中から見習わせてもらいました。素晴らしい釣りができ、貴重な時間を共有することができて本当によかったです。

 

 

 

5月の季節の進みは駆け足で、気温と水温は日に日に上昇し、それを追いかけるように虫や植物、魚たちが騒ぐ。冬を乗り越えた自然の勢いというのは、ぬくぬくと暖かい部屋で冬を越した私たちとは大違いのようです、成長しなければならないし、繁殖、子孫を残さなければならない。

 

そんな季節の変化の中で、一瞬の変化も逃さないように、雲が流れたり、風が吹いて、波がざわつき、岸が濁ったり。

 

ウグイの群れが集まり始めた瞬間、大きなイトウたちがそのウグイの群れに突っ込んできて、激しいボイルが起こります。そして、その一瞬に立ち会うことができた釣り人というのは、本当に幸せです。

 

 

しばしの休憩です。

 

自然の勢いもさることながら、庭の植物の成長や家庭菜園の支度も、北海道の5月は忙しさは一気に来ます。小さな菜園ですが、自分でタネを播いて、採って食べる。小さい頃から続けています。

 

 

後半戦は朱鞠内湖の慰霊碑へお参りからスタートしました。何年前でしょうか、その時代、これだけどダム湖を作るために、どれだけの人が力を注いで、その中で釣りを楽しませてもらっている。ありがたいことです。

 

 

釣りの合間を見て、休憩するのが好きですが、時合や間を置く。休ませる。という意味でも休憩、一服はいい時間です。コーヒーと甘いもののセットなのですが、美味しいコーヒーやお菓子、ケーキは、お客さんの差し入れというか、自分たちの好きなものを持ってきてくれるので、私もいろいろ発見や勉強があって、ありがたいことです。

 

「スタバのコーヒーのスマトラを4番ミルで挽く」

 

これが絶品で、

 

あらゆる、こだわりのコーヒーの世界ですが、私もいろいろ探すのが面倒なタイプなので、このコーヒーは美味しかった。お試しください。

 

このでっかい湖の中から、でっかいイトウだけを見つけ出すというのは、大変です。

そして、大きなイトウとの格闘は、気力も体力もクタクタ。チャレンジし続けることができた人だけがわかる心地よい疲れなのかもしれませんね。

 

このフィールを作ってくれた人や釣り場を育て、守る人。釣り人をサポートしてくれる快適な施設があって、結果、素晴らしい魚に出会うことができる。

 

自分たちが遊び、楽しむ場所を自分たちで守り育てること。

 

なかなかできることじゃありません。感謝しかありません。

 

お参りしたのがよかったかもしれませんね。

 

朱鞠内湖での釣りのパターンは、、、

ワカサギの産卵の季節は、早朝のボイル狙いも面白いので、早起きを頑張って、早朝フィッシング。8−9時頃に宿に戻って遅めの朝食、というかブランチ。

そして、部屋でお昼寝。

午後1時頃から再び湖へ。夕暮れまで釣り。

というスタイル。

 

ウグイの産卵が始まる頃は、水温が上がってからが時合になるので、朝はゆっくり宿で朝食。その後8時頃出発。お昼は、湖でカップラーメン。夕暮れまで釣り。

 

という流れがベーシック。

 

レイクハウスの食事は、朝も夜もしっかり食べれるので、昼は抜きにしたり、簡単なカップラーメンなどで済ます。

 

ワカサギの時期は、早起きが辛いのですが、日の出まえの空気や光は格別で朝ごはんの美味しさが最高。朝食でビールを飲むのもよしで、その後、ゆっくりお昼寝というパターンもいいものです。

 

幌加内町のお蕎麦も全国トップクラスなので、釣り半分、温泉とお蕎麦ツアーもできるのもここならでは。

 

 

5月中旬には、水温が10度を越し、ワカサギの産卵からウグイの産卵へと変化してくる。産卵が終わったイトウたちも続々と姿を見せ始め、難しく、エキサイティングな釣りが始まる。

朱鞠内湖漁協の中野さんを始め、朱鞠内湖の自然とイトウを保全する方々の努力は本当に頭が下がります。その中でイトウ釣りをさせてもらい、イトウを大切に扱って、次の釣り人へつないでいく。素晴らしいフィールドには、素晴らしい仲間が集まる。スタッフの皆様、イトウ釣りにきていただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

イトウ釣りのガイドは、5月は朱鞠内湖。11月、12月は金山湖でイトウ釣りのガイドを行っております。詳しくは、ロッジラッキーフィールド のhpをご覧ください。

 

https://www.lodgeluckyfield.com