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十勝フライフィッシング2024夏 fly fishing Tokachi 2024 Summer

2024年の夏の釣り。

 

フライを始めたばかりの初心者さんだったり

 

フライ歴30年以上の超ベテランの方だったり、

 

小学2年生の可愛いお客さんだったり、

 

70歳を越すかっこいい釣り人だったり、

 

カップルや夫婦で仲良くフライフィッシングだったり、

 

親子で楽しむ背中だったり、

 

外国からの釣り人だったり。

 

この夏も、いろいろな人がいろいろな思いを持って、遊びに来て、

 

みんな、川に立てば素敵な背中でした。

 

 

ロッジの菜園で収穫される野菜たち。

季節を追い、追われ、種まきから収穫まで、この野菜たちが「美味しくない」わけがない

旬に旬をいただくことがいちばんの美味しさで、素材そのものの美味しさをシンプルにいただく。

毎度の食事に知恵をしぼるシェフN氏の料理は、いつもホッとするものばかりで感謝感謝。

ほどよい釣りの疲労感と、今日の釣りの話にちょっとお酒でもあると、

それは、それは、みんなぐっすり休めるのでしょう。

 

今年も鮎釣りに道南へ遠征。

天然遡上の幅広の北海道産の鮎。釣っても食べてもやっぱり楽しい。

十勝から離れて、気分転換に、8月の鮎は毎年恒例。

音更川にも鮎がいたらなぁ、、、なんてちょっと思う。

 

 

夏は子供が跳ねる季節。

 

小学低学年くらいになると、ウエーダーも履けるようになるし、複雑な川を歩けるようになる。

竿もそれなりに振り回せるようになるし、狩猟本能も育ってくるらしい。

釣りキチに潜んでいる釣りの虫を、少しくすぐりたくなるのが夏で、子供たちがのびのびとできるのも夏。このご時世そんな当たり前の自然体験ができない世の中がやるせなく、自分から動ける子や、重症患者的な子供は、幸せだと思う。

 

かつて小学2年生だった天才釣りガールは今では大学生。親に連れられて遊びに来ていた少年少女アングラーが大学の夏休みを利用してロッジにお手伝い?に来てくれるようになったのも、ジェネレーション。

 

私の後継?ガイド目指して、ヤレヤレー!

 

 

ニック!

アメリカ人がニセコで釣りのガイドを始めて、ちょくちょくロッジに遊びに来るようになった。

メインは冬のニセコ。スキーやスノーボードのお客さんだけど、夏は暇なので、外国人メインで釣りのガイドもはじめたという。外国人が北海道で釣りのガイドを始めると、北海道のガイド料金の相場が一気に上がる。ということは、北海道のフィールドの価値も上がるということで、この円安時代、海外旅行者から、フィールドをどう守り、うまく利用するかという、考えも考えるところ。

 

フライフィッシングの本場のコロラドから来るアメリカ人が、十勝のニジマスに夢中になって毎年来るのだから、十勝ってすごいんです。でも、私は、ヘンリーズフォークにまた行きたい。

 

 

環境のこと

 

河川によって、環境はいろいろ。平野部の川、湧水の豊富な川。再生能力の高い河川。

 

高い山からの荒々しい山岳渓流。自然繁殖が難しい河川。

 

育つ魚もオショロコマ、アメマス、ヤマメなどの在来種から、ニジマスやブラウントラウト。大型化する外来種。いろいろな魚がフィールドごとで釣り人たちを楽しませてくれる。

 

台風や大雨によって流れは変わり、かつての大場所も砂で埋まる。長い時間をかけて作られた川は、また少しづつ元の姿に戻ろうとする。

 

自然の戻ろうとする力。風でタネを飛ばすヤナギやハンノキ、ドロノキ、シラカンバ。その後にゆっくりと育つミズナラやカシワ、カツラ。山岳地域ではトドマツやアカエゾマツがまじり、北海道らしい森が広がる。

 

魚を釣りたい釣り人と釣られたくない魚たち。

 

魚を傷つけたくないと思いながらも、釣り針は口に刺さるし、魚はくたびれてネットにおさまる。思い出に写真も撮りたい。

 

 

バーブレスフックを使いましょう。とか、

魚のヒレを傷つけないように網目の細かいネットやラバーネットを使う。とか、

魚を水から上げないように、写真は3秒のみ。とか、

 

 

魚を大切に扱う、釣った魚を殺さない、元気に流れに戻してあげたい。そんな気持ちは誰でも同じで、ルールやレギュレーションがない、野生的なフィールドだからこそ、難しく面白いのであり。だからこそ、自分のなかで曖昧にせずに、きっちり決める。

 

毎日歩くフィールドで、毎日魚を見て、過去に釣れた魚が再び釣れることもある。誰かがリリースした魚がまた誰かに釣られる。野生的な自然があって、賢い魚がいて、自分の釣りの技術が試される。ビギナーから超エキスパートの釣り人がいて、ビギナーから超エキスパートな魚がいる。

 

 

自然、野生、魚、

 

この地に住んで、地元の人たちの地道な活動と協力あって、維持されているフィールド。ほんとうにありがたいことです。ビジターはビジターとしてできることを、ローカルはローカルとしてできることを、環境と魚を維持し、これからも楽しい釣りを続けていくためにも、大切なことだと思う。

 

 

 

ロッジラッキーフィールドでは、釣りのガイドを行って来年で15年目。まったくの初心者でも、30年以上のベテラン釣り人でも、楽しめるフィールドが十勝にはあります。体力が心配な方、車の運転ができない方、一生の思い出に残るような釣りがここにはあります。

 

6月から10月まで、様々な水生昆虫と陸生昆虫が流れ、ドライフライの釣りが楽しめます。簡単な釣りから難しい釣りまで、釣り人の技術に合わせたフィールドと魚がいます。また魚の種類もオショロコマ、アメマス、ヤマメ、ニジマス、ブラウントラウトがロッジから車で1時間以内の場所で釣れるので、その日の天候、お客様の体力やご希望に合わせて、相談しながら今日の釣りを決めます。

 

ガイドスケジュールになかなか空きがないので、たくさんのお客様をご案内することができませんが、川と魚と地元の仲間を大切したいと考えているので、どうかご理解ください。フィールドと魚、地域の循環のため、皆様のご理解お願い申し上げます。