Lodge Lucky Field

〒080−0562北海道河東郡音更町東音更幹線45番地2

Tel:  0155-43-2778

Tel: 090-2059-1715(Yoshihara)  

十勝の釣りのシーズン

Fishing Season  Hokkaido Tokachi

 

3月 March

 

 気温が上がり、ユスリカやカワゲラが雪の上を歩き始める。川を覆っていた凍りが流れ去ると待ちに待った渓流の釣りがはじまる。それでもまだ河原には50センチほどの雪が積もっているので、川に近づくにはスノーシューが必要。3月の面白さと言えば、ユスリカのハッチにあわせたニジマスやブラウントラウトのライズ。風のない日中に広がるライズリングは見ているだけでウキウキし、光の強さ野鳥の歌声で春を噛みしめる。3月下旬、雨や高気温で一気に雪解けが始まると早春のミッジの釣りが終わり、雪代の季節になる。タイミングは難しいけど、ミッジへのライズは面白い。もちろん、不安定な3月はニンフを沈めて大きな魚を狙ってみたり、十勝川本流の大きなアメマス釣りも雪解け前のワンチャンス。

4月 April

 

 4月は一年で一番不安定な季節。雪解けで川は増水、ドロドロ。さらに風が強い。それでも平野部の湧水河川から雪解けが終わり、穏やかな流れではミッジやカワゲラ、カゲロウのハッチが始まりライズの釣りが楽しめるようになる。またサケの稚魚が海へと下る季節で、サケ稚魚を追って大型のブラウンやニジマス、アメマス釣りが楽しめる。ダブルハンドで遠投できる気持ちいい季節でもある。

5月 May

 

 5月になると、シラカバやヤナギなどの早い樹木は葉を茂らせて、道ばた雑草やタンポポが目立つようになる。気持ちよく穏やかな日が増えて来る。5月といえばイトウ釣りの季節。産卵を終えたイトウはとてもどん欲で警戒心がへる。さらに何と言ってもワカサギとウグイの産卵というビッグイベントがある。産卵のためにワカサギやウグイに大きなイトウが突っ込むシーンはなかなかの迫力。また5月といえばメイフライの季節。ゴールデンウィーク頃にはマエグロヒメフタオカゲロウという12番くらいのカゲロウが日中ハッチし、5月中旬からハッチするチェルノバマダラカゲロウはサイズ8番から12番のカゲロウで、日中の水面羽化で、このカゲロウがハッチすると大型の鱒まで夢中になってライズする。朝の水温10℃から日中の水温15℃までの季節、カゲロウへのライズの釣りは5月独特。最高のフライフィッシングと言える。

6月 June

 

 エゾハルゼミの声が新緑の淡い林に響くと、いよいよ北海道の夏がはじまる。1日中セミフライを投げ続け、川を歩くと、ロッジに帰ってきたのに、頭の中でハルゼミの声がミヒョー,ミヒョーと響き続ける。6月の雨は水生昆虫の羽化を活発にし、晴れたらセミでドッカーン。その日の天気をみて、水生昆虫が多い川に行くか、セミが多い川に行くかを決める。ニジマス、ブラウン、エゾイワナのドライフライの釣りが面白い。もちろん、十勝川本流域の水温も15℃〜25℃の適水温なので、ダブルハンドでスイングさせてでっかいニジマスやイトウを狙うのも十勝らしい夢のある釣り。湖でボートで浮かんでのんびり釣るのも楽しい。

7月 July

 

6月の水温と豊富なエサを食べて、コンディションを回復した魚たちの引きは一層強くなる。まだまだでっかいドライへの反応が良く、北海道らしいでっかいドライフライでの豪快な釣りが楽しめる。気温が上がる日中は水温が20℃を超える場所もでてくる。山奥の水の冷たい場所や湧き水の支流が流れ込むような場所に魚が集まってくる。ヤマメ釣りが始まるのでダムのない川へ尺ヤマメを狙いにいくのもいい。

 

 

8月 August 

 

8月といえば、羽アリ。この難しさと面白さは絶品。フライサイズ16番。ティペット6X。それでもフライを無視してくれる鱒ななかなか。8月は蝶やガが多く、エゾシカの毛で作ったフックサイズ4番ほどのガディスが良く効く。木の下の日陰をよーく探したい。涼を求めて源流域にオショロコマやエゾイワナを狙いにいくのも楽しい。そして8月のお盆をすぎればいよいよアキアジ釣りが始まる。十勝発祥のたらし釣り。岸壁から糸をたらし、のべ竿であの巨大なアキアジの引きに耐える。個人的に、この釣りかなり面白いです。

 

 

9月 September

 

  朝晩の冷え込み、天高くうろこ雲が広がる、乾いた風に秋の訪れを感じる。中旬ころから2期目のカゲロウのハッチが始まり、下旬には待ちに待ったカメムシたちが登場する。6月から釣り人に狙われ続け、賢くなった魚たち、6月の魚とは比べ物にならない引の強さは覚悟が必要。然別湖の特別解禁も始まり、秋のシーズンが始まる。

 10月 October

 

 紅葉が本格的に始まり、平野部の紅葉が見頃になるのは10月10日頃。10月の空は「女心とと秋の空」、コロコロと変わる。山からの吹き下ろす風の冷たさ、雪になることもしばしば。そんな悪天候のなかでもカゲロウが活発に羽化し、少しでも気温が上がれば、テントウムシ、カメムシ、アワフキムシのテレストリアルダンスが始まる。10月のライズは大人のライズ。1対1の面白さ、ティペット6X勝負もドキドキする。平野部の川ではフライ1つでたくさんの魚が遊んでくれる。10月は、私のなかで1番いい季節です。秋のライズはお天気が許せば11月まで続きます。

11月 November  

 

 カラマツ林が黄金色に紅葉するのが上旬でカラマツの葉が散るまえに平野部はさらっと白くなる。そんな雪も数日で消えさり、また穏やかな陽気がもどれば、カゲロウやテレストリアルが飛び鱒達はライズする。だけど、そろそろドライフライの釣りにも見切りをつける季節が11月でこれから始まる年末ジャンボのイトウ釣りが始まる。水温が下がってくれば、夜動くイトウたちが日中に動くようになる。沈めて引っぱる単純な釣りがイトウ釣りだけど、出会えたときの喜びは強烈。イトウ釣りのガイドは11月から始まる。

12月 December

 

 12月の北海道行きの飛行機にフライロッドもって乗る人はいない。山はまっ白になり岸際に氷がせり出す水面で釣りするなんで、自分でも「バカじゃない?」と思う。全てを終わらせるような季節がたまらなくいい。冬が寒いのが北海道で、寒い冬を楽しまないと北海道に暮らしている意味がない。寒いのは人間の体や装備の問題で、野生動物たちは寒いからこそ魅せてくれる世界がある。太く銀ピカの数々のトロフィーは12月に必ず現れる。

1月〜3月 January to March 

 

 十勝では糠平湖やホロカヤントー、長節湖などでワカサギ釣り、チカ釣りが楽しめ、テントの中でワイワイとやる、釣った魚を肴にするのもいい。また十勝川本流のイトウ釣りは自分の釣りにとっておく。鹿撃ちやモモちゃんに会いに行きましょう。

 

春のイトウ釣りガイド(Spring Hucho guide) 詳しくは、here.

冬のイトウ釣りガイド(Winter Hucho guide) 詳しくは、here.

十勝の釣り場案内(about field in Tokachi)詳しくは、here.

十勝の釣りのシーズンについて(about fishing season)詳しくは、here.

十勝で使うドライフライについて、(about dry fly )詳しくは、here

ガイドについて(about fishing guide)詳しくは、here.

ガイド料金について(about guide fee)、詳しくは、here.

ガイドの空き状況について(about availability)詳しくは、here.